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企画展 Press release

2003年1月20日 伊丹市昆虫館

企画展「ちょうちょのふしぎ いっぱい」

−クローズアップチョウ温室・チョウ編−
会期:平成15年1月22日(水曜)〜3月17日(月曜)
場所:伊丹市昆虫館 2階第2展示室
*この展示は入館料のみでごらんいただけます。

伊丹市昆虫館のチョウ温室では、冬でも約800匹の生きたチョウが舞っており、その愛らしい姿を間近で楽しむことができます。
「ちょうちょにも たべもののすききらいが あるの?」
「ちょうちょのあかちゃんって どんなの?」
「ちょうちょは どうやってあいをこくはくするの?」
・・・チョウ温室を訪れるとたくさん「ふしぎ」に出会います。

ちょうちょは、私たちになじみの深い虫です。美しいはねで優雅に飛びまわるすがたや、あおむしからドラマティックに変身しながら成長するようすは、生命の神秘そのものです。その神秘を身近に感じられる機会がありながらも、見逃している人は少なくないでしょう。
そこで今回の企画展では、当館のチョウ温室のちょうちょたちをはじめとして、その不思議な世界を紹介したいと考えました。温室を訪れた時に感じる、感動や素朴な疑問を中心に解説します。
今回は、いつもの伊丹市昆虫館の展示と違い、ターゲットの年齢層を4才から3年生と低くして、小さなお子さまにもちょうちょのふしぎを体感していただけるような、体験型の展示を工夫しました。紙芝居や変身ぬいぐるみなど、新しい試みも多くあります。文字の読めないお子さまにも、遊びながらちょうちょに親しんでいただければと思います。
今は、野外にちょうちょがいない冬ですが、この企画展が終わるころにはあたたかい春が来て、ちょうちょが飛び出すでしょう。あなたもこの展示を見れば、ちょうちょと出会える春が、待ち遠しくなるかも知れません。

*この展示や関連事業は、文部科学省「科学系博物館教育機能活用推進事業」を伊丹市昆虫館が受託して実施いたします。展示企画の専門家や学校園の教員などの外部有識者を9名交えた企画開発委員会で、展示や教材の開発を行いました。

新規に開発した体験型展示・教材の例
1. ちょうちょの紙芝居「ちょうちょのかみしばい げきじょう」
チョウの生態をストーリー仕立てでわかりやすく解説した、伊丹市昆虫館オリジナルの本格的紙芝居教材です。以下の3本を制作。
「そらをとびたい あおむし」 : 変身して成長するナミアゲハのお話。
「ちょうちょのかあさんと たまご」 : 赤ちゃん思いの母さんアゲハが卵を産むまでのお話。
「オオゴマダラの ぼうけん」 : チョウ温室のいろんなチョウのくらしがわかるお話。

2. ちょうちょの変身ぬいぐるみ「へんしん ぬいぐるみ」
卵・幼虫・さなぎ・チョウと変態するチョウのぬいぐるみ。体のつくりや色あい、変態の時の皮の割れ方など細部まで表現した、伊丹市昆虫館オリジナルの画期的教材です。卵の中から幼虫が出てきて、その幼虫からさなぎが出て、そのさなぎからチョウが出てくるというつくりになっています。以下の2種類を制作。
オオゴマダラ:卵、幼虫、さなぎ、チョウ
ナミアゲハ:卵・若齢幼虫(鳥の糞)、終齢幼虫(緑)、さなぎ、チョウ

3.ちょうちょの着ぐるみ「わたしは ちょうちょ」
チョウの翅の拡大写真を使った、リアルな翅を背負う着ぐるみ。拡大写真なので鱗粉までわかります。目と触角のヘアバンド付き。以下の6種類を制作。
オオゴマダラ(大人用)、コノハチョウ、リュウキュウアサギマダラ、ナミアゲハ(以上子ども用)、キチョウ(2・3才用)

4.ナミアゲハの死因卵「ちょうちょになるのは チョーたいへん」
野外で200個ほどの卵を産むナミアゲハも自然界では様々な天敵がおり、チョウまで無事育つのはそのうち数個にすぎません。ナミアゲハの卵の模型を2つに割ると、その中に卵がどう育ったか行く末が書いてあります。「自分の卵はチョウまでなれるかな?」自然界のきびしさと命の大切さを学べる教材です。

5.吸蜜体験パペット「ミツまでとどけ ボクのストロー」
チョウの口はストローのようになっていて、花の奥にある蜜をさぐりあてて吸うことができます。手に付けたチョウのぬいぐるみの口を伸ばして、花の模型の中の蜜まで届けば、花が光るしくみです。
チョウぬいぐるみ:ナミアゲハ(長い口)、キチョウ(短い口)の2種
花模型:ランタナ(蜜のない花もある集合花)、ハイビスカス(蜜までの距離が深い)の2種

6.体のつくり観察用特殊標本「ちょうちょのあし なんぼん?」
チョウには見かけの脚が6本のものと4本のものがいます。脚を数えられるように、右側は見かけのまま、左側は隠れた前あしを引き伸ばした形の特殊標本を作成しました。頭・胸・腹はもちろん、ふだんは丸まっている口を伸ばしてあるので、先が2つに割れているのも観察可能です。アクリルケース入りでどの方向からも見られる、伊丹市昆虫館開発の稀少教材です。以下の5種。
見かけ4本脚:オオゴマダラ、ツマグロヒョウモン
6本脚:ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、モンシロチョウ

開発した教材を用いた 学校園むけ学習プログラム
通常伊丹市昆虫館では、生きた虫などを用いたホンモノに触れる学習体験の機会を小学校や幼稚園向けに実施しています。今回開発した特別な学習教材を用いて、その学習体験をより興味深く印象づけることを目的に、期間中に来館する学校園に特別なプログラムを実施します。
実施期間 : 平成15年1月22日〜2月28日
対象校園 : 小学校5校(主に3年生)、幼稚園5園(4才児、5才児)

ちょうちょの紙芝居と人形劇の公演
この企画展にあわせて、ちょうちょの紙芝居と人形劇を上演します。
名称 : ちょうちょのふしぎ劇場
日時 : 平成15年2月1日(土曜)・9日(日曜)・16日(日曜)
      いずれも午後13時30分〜14時、14時30分〜15時、15時30分〜16時の、30分間の3回公演
場所 : 伊丹市昆虫館 1階映像ホール
内容 : 人形劇「はらぺこあおむし」と伊丹市昆虫館オリジナル制作のちょうちょの紙芝居
出演 : 人形劇団おまけのおまけ
* この公演は入館料のみでごらんいただけます。予約は不要です。

本件に関する問い合わせ:
伊丹市昆虫館 Tel.072-785-3582 Fax.072-785-2306
    <プレスに関する問い合わせは、担当:ふるもと・さかもとまで>
ホームページの企画展案内もご覧ください。 → http://www.itakon.com/


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