質問35

昆虫館の温室で4本足のチョウがたくさん飛んでいますが、あと2本の足は無くなったのですか?


回答

オオゴマダラの羽化の画像
昆虫館の温室の中で一番目立つオオゴマダラの羽化。
昆虫なら6本あるはずの足が4本しか見えない。
 もともと4本足のチョウです(実は足は6本ありますが、そのうちの2本は退化して、普段は使われていません)。

 日本に生息しているチョウで、モンシロチョウ、アゲハチョウなどのよく見かける種類のチョウは6本足ですが、マダラチョウ科、タテハチョウ科、ジャノメチョウ科、テングチョウ科の4つのグループ(科)に属するチョウは前足が退化しています(テングチョウのメスは正常)。

 昆虫館の温室で飼育しているチョウには、マダラチョウ科が3種類(オオゴマダラ、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラ)います。

 なぜ、この4グループのチョウの足が退化したのかは不明ですが、退化した前足は花の蜜の味を調べるために使われたりしています。進化の歴史の中で、つかまったりするための前足としての役目よりも、触角のような使い方を選んだのかもしれません。


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