伊丹市昆虫館

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昆陽池公園調査をおこないました【2020年4月28日】

2021.08.20

4月28日の午後に昆陽池公園をまわり、昆虫などのようすを確認しました。
前回の3月25日の調査から1か月がすぎ、公園内の生き物たちはますます活発になってきたようです。

午後1時ごろに一瞬、通り雨がありましたが、その後は快晴。昆陽池公園は新緑がとても美しく初夏の日差しでした。手すりを歩くイモムシや、獲物を探す鳥などの姿が観察できました。
花はカラスノエンドウ、ボケ、ツツジ、サクラ、ユキヤナギ、タンポポ、ヒメオドリコソウ、ナズナなどが咲き、それを求めて多くのハチやハエの仲間や、チョウたちも見ることができました。

観察された昆虫
<チョウ目>モンシロチョウ、キタキチョウ、ヤマトシジミ、アオスジアゲハ、アゲハ、テングチョウ幼虫、ミノウスバ幼虫、ニトベエダシャク幼虫、マイマイガ幼虫、トビモンオオエダシャク幼虫、オオシマカラスヨトウ幼虫、ヒロバトガリエダシャク幼虫、マダラマルハヒロズコガ幼虫

<コウチュウ目>ナナホシテントウ、キイロテントウ、ナミテントウ、クビボソルリハムシ、セモンジンガサハムシ、ニレハムシ、ヤナギルリハムシ、クワハムシ、ヒシモンナガタマムシ、シャシャンボナガタマムシ、シラホシハナムグリ、ヨツボシケシキスイ

<カメムシ目>エンドウヒゲナガアブラムシ、ツヤアオカメムシ、クモヘリカメムシ、ヤニサシガメ幼虫、ヨコヅナサシガメ幼虫

<ハチ目、ハエ目、バッタ目>タカネヒメコバチ、オオスズメバチ、キムネクマバチ、コハナバチ科の一種、アケビコンボウハバチ幼虫、ハグロケバエ、
ハエの一種、クビキリギスの鳴き声

休館中の伊丹市昆虫館と昆陽池の様子調査の様子(個々に距離を取りながらの調査)主に甲虫を調査する田中学芸員

ナナホシテントウハエの仲間が3匹・・・手すりを歩くミノウスバ(幼虫)前回の調査では集団で同じ葉っぱにいたが、終齢になると別れる。蛹になる場所を求めて歩いているのでしょうか?キイロテントウホシミスジの幼虫。ユキヤナギの枯葉の近くにいる事が多いです

コハナバチの一種。地面に穴を掘り巣を作ります

 

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