伊丹市昆虫館について
館長あいさつ
様々な形と色を持ち、ありとあらゆる環境に住み、緻密で複雑な動きをする驚くべき生物。既知の種数だけで100万種を越える生物多様性の申し子とも言える昆虫は、私たち人間に様々なことを教えてくれます。季節の移ろいと自然の美しさ、命の儚さと大切さ、そして環境破壊への警鐘、私たち人間の傲慢さなど、その引き出しの多さには舌を巻くばかりです。
私たちは、この魅力あふれる昆虫の世界をユニークな切り口でどんどん紹介していくつもりです。そして、昆虫たちに寄り添い学ぶだけでなく、その成果を皆様と共有しながらワイワイと楽しく味わいたいと考えています。これは、昆虫を絆として人と繋がりたいという願いでもあり、私の館長としてのモットー「虫と仲良く、人と楽しく」でもあります。
伊丹市昆虫館(いたこん)はこれからも精進を続け、昆虫が好きな人だけでなく嫌いな人でもつい足を運びたくなるような、そんな唯一無二の昆虫館を目指していきます。ご期待ください。
伊丹市昆虫館 館長
坂本 昇
活動紹介
私たちの身近にくらす昆虫たちとふれあい親しむことで、多様な生命に気づき、自然の大切さや環境の変化を感じる人を育てる昆虫館をめざし、主に次の活動を取り組んでいます。
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展示
企画展や生きた昆虫の展示を行い、生きものの不思議や学びの感動を伝えます。
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飼育・栽培
昆虫の飼育繁殖や食草栽培手法の確立をはかります。
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講座・観察会
身近な昆虫や生きものに親しみ、興味を深める機会を提供します。
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連携・協力
独自の資料やノウハウを用い、学校教育や他団体との活動をすすめます。
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調査・収集・保存
昆虫や自然に関する資料や情報の調査・収集を行い、発信します。
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交流
友の会や自然団体をはじめとする人々の交流の場となり、共に発展していきます。