伊丹市昆虫館が日本博物館協会賞を受賞しました【2025年11月27日】
2025.11.27.
伊丹市昆虫館が、11月19日(水)に大阪市で開催された第73回全国博物館大会にて「日本博物館協会賞」を受賞しました。
正式名称は「第6回日本博物館協会賞」です。授賞者は公益財団法人日本博物館協会で、歴史系博物館、美術館、動物園など、分野を問わない全国の博物館およそ1100施設が加入している、歴史ある団体です。
このような栄えある賞をいただき、心から感謝いたします。賞に恥じない博物館になるべく今後も活動の充実をはかり、博物館の発展や地域の発展に微力ながら貢献できるように努めていく所存です。
授賞式は令和7年11月19日(水)に大阪市中央公会堂で開催された第73回全国博物館大会にて執り行われました。
[賞の概要] (日本博物館協会賞授与規程より)
・令和2年創設。
・選考の基準は、博物館の振興に大きく貢献し、他の博物館の範となる顕著な成果を挙げていると認められる施設。
・対象は、原則としてこの協会に会員として登録している博物館施設。
[受賞理由]
・開館以来30年以上にわたり、生きた昆虫や標本の展示をはじめ、体験型の特別展や個性的な企画展を数多く開催し、昆虫の魅力を紹介してきた。
・昆虫を扱う市立の小規模博物館でありながら、特に「鳴く虫と郷町」における「スズムシ里親プロジェクト」の取組みなど、地域活性化だけでなく、地域社会全体を巻き込んだ「学びの場」を形成しながら、市民に地域の良さを再認識してもらうことに貢献している。
・基本的な博物館活動を30年間着実に実践してきて、かつ博物館学研究における貢献もある。
・本館の学芸員が日本博物館協会の棚橋賞(1回)、博物館活動奨励賞(2回)を受賞しており、その取組みや活動は以前から高く評価されてきた。
・授賞式では、選考委員長が当館企画展から刊行された冊子「むしのうんこ」「むしのあかちゃん」を抱えて登壇され、上記に加え個性的な企画展として「むしのうんこ」「ごきぶり」「昆虫食」などを開催してきたことが語られました。
・さらに、日本博物館協会の賞以外にも全国昆虫施設連絡協議会の矢島賞も何度か受賞していることに触れていただきました。
[過去の日本博物館協会賞受賞者]
第1回:北名古屋市歴史民俗資料館・ちひろ美術館、第2回:福井県年縞博物館、第3回:大原美術館、第4回:明石市立天文科学館、第5回:小樽市総合博物館

楯を手にする坂本館長