伊丹市昆虫館ホーム > 虫の世界 > 旅をする昆虫たち > あいさつと謝辞

開催のあいさつ

 昆虫は、世界に数百万もの種類がいます。それは、ありとあらゆる環境に適応し、多様で多彩な生活を営んでいるからです。
 最近、「生物の多様性」という言葉をよく聞きますが、昆虫はこの「多様性」そのものと言っても過言ではないでしょう。そして彼らの多様性は私たちに、様々な素晴らしい物語と同時に魅力的な謎を与えてくれます。
 例えば、旅をするチョウ“オオカバマダラ”は、毎年アメリカ大陸を縦断し、3000キロ以上も離れたメキシコの越冬地まで大移動をします。しかし、何故そんな行動をするのでしょうか? どうして他の場所ではなくメキシコなのでしょうか? また、どの様にしてその場所を知るのでしょうか? 多くの昆虫学者が謎に挑んでいますが、少なくとも今はまだ謎のままです。
 昆虫は、このような魅力的な話題と謎がたくさん詰まったびっくり箱のようなものだと思います。今回は、その中から「旅をする昆虫たち」というテーマで、展示をします。遺伝子に従い、ある時は風や海流に流され、あるいは人間に運ばれて移動する昆虫たち・・・様々な旅をする昆虫たちの物語に触れていただけたら幸いです。
 また、昆虫の持つ謎を解くのは、昆虫学者だけの役目ではありません。日本での旅をするチョウ“アサギマダラ”では、多くの一般の方が調査に参加し、謎に挑戦しています。そして多大な成果をあげているのです。今回の特別展をきっかけに、今後このような調査に参加する方が多く出てきて頂ければ、すばらしいと考えております。
 最後に、この特別展を開催するにあたり、標本や写真、資料の提供などいろいろとお世話になった方々に厚く御礼申し上げます。

伊丹市昆虫館長 : 岩崎 寛二

謝辞

今回の特別展開催にあたり、標本、写真等の展示ならびに資料収集にご協力いただいた皆様、機関に対し厚くお礼申し上げます。(敬称略、五十音順)

 青木 典史、秋元 俊夫、旭 栄子、芦屋市立打出教育文化センター、アサギネット、アサギマダラを調べる会、天野 市郎、安楽 久敬、池田 比呂志、石井 実、伊藤 ふくお、 上野 高敏、後北 峰之、内田 孝、梅谷 献二、海野 和男、大阪市立自然史博物館、大島 新一郎、 尾形 之喜、 香川 清彦、 鹿児島県立博物館、 金沢 至、 金田 忍、
金城 政勝、桐谷 圭治、神戸海洋気象台、坂巻 祥孝、山南小学校の皆さん、初宿 成彦、鈴木 俊之、Stephanie Darnell、高嶋 清明、高橋 滋、蝶研出版、冨永 修、豊 富喜雄、中西 弘樹、 名和昆虫博物館、西岡 信靖、橋本 肇、浜口 哲一、林 久明、林 律子、平井 規央、 平塚市博物館、 廣森 敏昭、 藤井 恒、 福田 晴夫、 湊 和雄、松比良 邦彦、Monarch Watch、山本 博子、吉崎 孝、渡辺 順子。