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売られている鳴く虫たち

スズムシ −実は珍しい

スズムシのすむ環境の例 河川敷の背の高い草むら
スズムシのすむ環境の例

河川敷の高い草むら
 スズムシは、虫売りが始まった江戸時代からさかんに飼われ、今もよく売られています。温めて早く成虫に育てるなど、その技術も工夫されてきました。

 そのためか、スズムシはどこにでもいる虫だと思われるようです。しかし、野生のスズムシと出会ったことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。現在、野生のスズムシはこのあたりではまずいません。しかし、山間の川沿いの草原などに行くと、鳴き声を聴くことがあります。野生のスズムシは、飼われているものより澄んだ鳴き声を聴かせてくれます。

 飼われているスズムシは、よく聴くとリィィィィンと少し節がついた鳴き方をしています。これは「連れ鳴き」といい、狭いところに多くのスズムシがいるときの鳴き方なのです。

エサコオロギ ・・・何?

フタホシコオオロギがすむ環境
フタホシコオロギがすむ環境

すむ場所は普通のコオロギとほぼ同じですが、
熱帯のコオロギなので年中姿が見られます。
 ペットショップに行くと、店の片すみに「エサコオロギ」とか単に「コオロギ」と書いたケースで売られているコオロギがいます。は虫類のエサとして売られているのですが、このコオロギは本当はエサコオロギなどといいう名前ではありません。フタホシコオロギという名前なのです。

 あまり聞かない名前ですが、それもそのはずです。このコオロギはこの辺りには住んでいません。沖縄から南に住む熱帯のコオロギなのです。日本ではエサというなんともかわいそうな扱われ方をしていますが、中国南部や東南アジアではコオロギ相撲に使われるほど勇敢なコオロギとして有名な種類なのです。

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